Childhood Friend-幼なじみ-
ガラっ――
その時、扉があいて
だるそうな“青木聖”が入って来た。
だるそうな仕草が色っぽい。
「おい、青木お前どこ行ってたんだ」
「保健室で寝てた」
「お前はいつもいつも、寝てばっかりで」
担任は呆れたようにため息をつく。
「だって眠いし」
担任のこめかみに青筋が浮いた。
「クラス委員、まだ男子の実行委員は
決まってなかったな」
「は、はい」
少しびびっているクラス委員。
「よし、青木お前に決めた」
「はぁ?」
「男子の文化祭実行委員はお前だ!青木いぃ!!」
次の瞬間、女子のブーイングが教室中にこだました。
「これは担任命令だあぁぁ~!!!」
ちょっと、まってよぉ~!!