事故
民男は面白がって話を進める
「ある二組のカップルがこの細い道で事故ったんだとさ。そのうちの1カップルだけが助かったんだけど、助かった二人を追いかけて死んだ二人がペンションまで追いかけてくるんだよ。生き残ったカップルは死に物狂いでペンションに帰ってドアに鍵をかけて一晩過ごすんだが、一晩中死人がドアを叩くんだとよ。でも絶対にドアを開けちゃいけないだってさ。」
「何で?」
凜子がたずねる
「死人の世界に連れていかれるからさ。」
ぞっとした
隣の紗耶香は泣きそうだった
「ある二組のカップルがこの細い道で事故ったんだとさ。そのうちの1カップルだけが助かったんだけど、助かった二人を追いかけて死んだ二人がペンションまで追いかけてくるんだよ。生き残ったカップルは死に物狂いでペンションに帰ってドアに鍵をかけて一晩過ごすんだが、一晩中死人がドアを叩くんだとよ。でも絶対にドアを開けちゃいけないだってさ。」
「何で?」
凜子がたずねる
「死人の世界に連れていかれるからさ。」
ぞっとした
隣の紗耶香は泣きそうだった