めるへん☆ばいかー
いちごが教室のドアを開けて出ようとしたら誰かとぶつかった。
その拍子にぶつかった子側に倒れてしまった。
『痛たた…大…丈夫?』
『大丈夫です。ごめんなさい…あ!』
いちごは思わず大きな声を出してしまった。
『大丈夫だよ…って…あ』
『尚輝君じゃないの!』
まさかの昨日バイクショップで出会った黒田尚輝君だった。偶然にも同じ学校であったのだ。
『尚輝君…学校同じだったんだね』
『びっくりしたなぁ俺も。でもまた会えたね(笑)』
いちごもこんな展開にびっくり。まるでドラマじゃない。同じ学校だなんて信じられないくらいだった。