愛されたい

恋愛協定

その日の放課後。
また委員長の仕事があるからと祥に言われて女友達たちと帰っていたらふと教室に忘れ物をしていたことを思い出した。
女友達たちに待ってようか？と言われたけど遅くなると悪いので先に帰ってていいよと行ってあたしは急いで学校へ戻った。
教室を開けると…。
「あ…。」
朝ぶつかった…。
確か芹沢勇気くんだっけ？がいた。
「芹沢くんまだ帰らないの？」
あたしが試しに声をかけると彼はあたふたしだした。
「あ、あの!そのえっと…。」
すると彼の手から何かが落ちた。
「何か落ちたよ」
落ちた物を拾いあげる。
見ると手紙のようだ。
ふと宛先を見るとそこには女の子の名前がかかれていた。
「これって…。もしかしてラブレター？」