愛されたい
パシャ。
今度はカメラのシャッターを押す音がした。
「美崎莉沙子男を降った回数、×回でまたまた記録更新っと」
やっぱり
「ちょっと、新聞部さん!勝手に写真とって記事書くのやめてって言ったじゃないですか!」
新聞部はやらたと私をつけ回して写真を取り記事を載せる。
毎回毎回疲れる。
「ごめん、ごめん。けどこっちも新聞部の活動だからさ」
何が活動よ!
こうなったら!
私は新聞部が持っていたカメラを奪い取った。
「ちょ、美崎さん何する気?!」
さっきの写真を探す。
あった!
あたしはさっきの写真を削除した。
「写真は削除しましたから」
そう言ってあたしは新聞部にカメラを返した。
「そ、そんな〜。」
落ち込んでいる新聞部を無視してあたしは教室に向かった。

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