極道の女
+Prologue



あたしは父と母が大好きだった。


「野乃ちゃん、おばあちゃんやおじいちゃんに迷惑をかけちゃだめよ」

「いい子にしてるんだぞ野乃、すぐに迎えに来るからな」




真夜中の深夜0時

父と母はあたしをおいて出て行ってしまった。


「いってらっしゃい...パパ、ママ...」


ギャンブル好きな二人は、借金が重なりとうとう危ないところにまで金を借りた





...夜逃げ...





当時6歳のあたし、小さいながらも二人があたしをおばあちゃんやおじいちゃんに預けて出て行くことに疑問はもたなかった...



それから10年...16歳になり、また一人ぼっちになったあたしの目の前に、突然二人は現れた...




「野乃ちゃんごめん...」




すべてを失ったあたしに、二人はまたもや幸せを奪っていく...






あたしの人生ハチャメチャだ...






---極道の女---











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