君に出逢えて…―――
出逢い

あたしは<村岡 夢鶴>

現役高校生。
だけど高校何かは週に2、3回行くくらい。
だから高校の友達はいないに近い。

最近は昼と夜が逆転してる。
夜中は仲間と遊びに行って、煙草や酒や喧嘩や窃盗。
そんな日々が続いていた。

「…ゆーず、おい!」

「あ?」

「あ?じゃねーよ!人の話聞け!」

こいつは彼氏?みたいな奴。
だけどあたしはこんな奴好きじゃない。
きっとあっちも同じ。
ただたんにお互いの欲求を満たす為の道具的な存在。

「誰があんたの話何か聞くってんだよ」

「あ?女だからってなめてんなよ?」



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