いじめ ~憎しみのループ~
次の日。
「美歌子!お願いがあるの!」
朝一番にそう叫んで駆け寄ってきた福原。
「……なぁに?」
わざと優しく聞く。
それにすっかり気を許したようで、福原は
「いじめ、美歌子がやらせてるんでしょ!?ねぇ、何でもするから!やめさせてよ!!!」
いきなり怒鳴った。
あたしが?やめるとでも?
「ざーんねーん♪これはだれがリーダーとかじゃなくあんたが憎いからやってるだけこの学校にはあんたの仲間なんていないよ?」
「嘘だっ!先輩は!?」
「実はさー、この前いってたよ~福原って、年下のくせに何様?って♪あーあ、カワイソ!嫌われちゃったねぇ♪」
「美歌子!あたしたち親友だって、約束したじゃない!」
「親友?約束?先に破ったのはあんたじゃない?実はあんた以外のみんな、あたしの味方だったの♪だから、あたしをいじめている時からあんたは一人だったわけ♪残念ね♪」