君に愛を
「それじゃあ咲地、入ってこーい」


「はぁいっ」

声が裏返った。


ガラガラガラ・・・


静瑠が教室に入った瞬間、桃色の空気が漂ったような感じがした。
一瞬、教室が静かになった。


そして次々に声が飛び交った。



「かわいー。細ーい」
「モデルさんみたぁーい///」
「肌超きれいー小顔ー」





もうやだぁあぁあ
みんな何か言ってるっ
絶対きもいとか言ってるんだあぁあ



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