以心伝心! 志氣高校 洋将棋部
名札は赤、三年か…。
さも、何でも知っている気取りじゃねぇかよ…。
「なんとでも言えよ」
僕はチェスマンを放った。
その瞬間、僕と彼女の唯一のコネクションが切れた。
でも……
「いずれ裏切られるなら、自分から断ち切った方がいい」
三笠という名前の男は、さも『おっとっと』という風に、僕が投げたナイトのチェスマンを両手でキャッチした。
「なるほど、だから“ナイト”かぁ~」
「は?」
「ミヤコ、さすがだな」
「…だから、何がだよ?」
さも、何でも知っている気取りじゃねぇかよ…。
「なんとでも言えよ」
僕はチェスマンを放った。
その瞬間、僕と彼女の唯一のコネクションが切れた。
でも……
「いずれ裏切られるなら、自分から断ち切った方がいい」
三笠という名前の男は、さも『おっとっと』という風に、僕が投げたナイトのチェスマンを両手でキャッチした。
「なるほど、だから“ナイト”かぁ~」
「は?」
「ミヤコ、さすがだな」
「…だから、何がだよ?」