あたしの血を吸いなさい!
「どうしてだと・・・・よくぞ聞いてくれました!!!」
「私はマリア・パース!!18歳、容姿は自分的には可愛いと思ってる!!だけどこのそばかすのせいで可愛さ半減してるせいか彼氏は今なし!!いたってごく一般ぴーぽーよ!!」
『は・・・はぁ』
「そんな私によ!!部屋に乱入してきたイケメンが!?貴様の血を吸いに来たっていわれりゃどーぞどーぞって差し出すだろう?!」
『普通は・・・差し出さないかと・・・』
「こんなそばかす女のところにイケメンヴァンパイア到来よ!?しかも王子!!どっかのアニメとか漫画の主人公みたいじゃない!!!こんな美味しい話しないだろう!?」
ヴァンパイアの王子が白目で硬直しているのをよそに、マリア・パースと名乗った少女はベッドの上に立ち上がり「そばかすだって主人公になれるんじゃぁー!!!」と叫んでいた。
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