あたしの血を吸いなさい!
「いーつまで寝てんだマリアァァァアアア!!!」
「ΣΣΣぅおうっふ!!?」
母の壮大な怒声によって起こされる私。
(心臓がビビりすぎて笑っておる・・・・あれ、なんだこれ身体が上手く動かん・・・)
そんなことを考えているとマリネが眉間に皺をよせながら私をみた。
「マリア、あんたなんて顔してんの、真っ白な顔してるじゃない」
血の気の引いた顔をみてマリネは少しだけ心配した様子で声をかけた。
「あー・・・貧血だわ、ほらあれ、ガールが大人の一歩を踏み出すとなるってゅぅ「ああそう、なら早く飯食って学校ヘ行け」
さすが我が母、朝一からスルースキルをふんだんに使用してくるとは。
「ママぁん、身体が動かないわぁん(はあと」
「気持ち悪いから早く学校行け」
なんだかんだ言いつつ私の腕をひっぱって起こしてくれるあたり、イイ母ちゃんだと思う。
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