天使が舞い降りる
とりあえず、私は当たり前のようにさっちゃんと組む。
男子も女子もなんとか決まったみたい。
「じゃあ・・・。くじもめんどいから・・・。後は適当に組んで。」
へ???
本当にいいのか委員長。
こんな委員長でいいのか。
何にも考えてないだろ委員長。
だって・・・・。
で、やはり。
女子の目がいっきに植草君に向くわけでございます。
はあ・・・・・。
じりじりと植草君に近寄る女子たち。
(誰が先に言う?あんた言ってよ。)
って声が小さく聞こえてきてるよっ。
「ねえ、ちーちゃんは行かなくて大丈夫なの?」
だって・・・。
「植草君、あんなに人気あるし。無理だよ。」
私はチラっと植草君をうかがう。
やっぱり困ってるみたい。
えっ??
今、目が・・・・・。
あ、あ、合いました?