天使が舞い降りる

き、気のせいだよ。


私は自分から目をそらす。


その時、女子から「キャッ」と悲鳴が上がる。


ん??


私はとっさに顔を上げる。


そこには・・・・・・。


女子をかき分けてこちらに向かって歩いてくる植草君が・・・。


「あ、あのさぁ・・・・。」



えぇっっっっっ!!!



もしかして・・・



私に話しかけてる??



「もしよかったら一緒の班になんない?」



「えっ」



「もちろん♪いいよ!!」



とさっちゃん。


ちょっと、なに勝手に返事してるのよ!!



と怒鳴りたいところなんだけど、怒鳴れないのは植草君が目の前にいるから。



「あ、俺も付いてくるよ??」


と後ろからかっこいい男子が・・・。


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