美女と美男の恋愛武勇伝!?
翌日。
あたしは、決心をした。
あたし、一人でこの子を
育ててみせる。
そう、心にきめた。
ガラガラ・・・。
あたしが、窓の外をぼーっと
眺めていた時だった。
「はぁはぁはぁ・・・。
アカリ・・・。」
来るはずもないあの人の声が
聞こえた。
泣きすぎて、幻聴でも
聞こえるようになっちゃったのかな?
ぎゅっ・・・。
後ろから、抱きしめられた。
「アカリ。
俺の子供産んでくれ・・・。
てか、産んでください。」
「いい・・・の?」
「あたりまえじゃん。
誰が、いつダメなんていった?」
「だって、昨日サトシ病室
出て行っちゃったから・・・。
ダメなんだと・・・。」
「あぁ・・・。
ごめんな・・・。
アカリの家に行ってきたんだよ。」
「へ?」