美女と美男の恋愛武勇伝!?

「あたしは、ショックでしゃべれなく
 なった。

 でも、そんなときに、ヒロキの子を
 妊娠してることに気がついたんだ。

 それにあわせて、コウタとも
 再会した。」


すげぇつながりだな。


「結局、流産しちゃったけどね・・・。
 いろいろあって・・・。」

「いろいろ・・・?」


アカリがきいた。


「まぁ、いろいろ。
 それでも、コウタが支えてくれて、
 頑張っていきた。

 でね、仕事で沖縄に行ったんだ。

 そしたら、ヒロキがいたんだ。」


「「「・・・え・・・。」」」

「死んだはずのヒロキがいるはず
 ないって、思ってあたしは
 その人に話しかけた。
 
 でも、やっぱりヒロキだった。」


俺は、ふとコウタクンのほうを
見てみた。

コウタクンの目にはうっすら
涙がみえた。


「その時は、そのままバイバイしてた。
 でも、また地元で再会しちゃった。
 それで、寄り戻そうって言われた。
 ・・・・。
 あたしは、すぐに返事はできないから
 待って、ッて言った。

 でも、すでにあたしの答えは決まってたんだ。」


「ヒロキ君のとこに行くって?」

「違うよ。
 コウタのところに行くって。
 それで、返事をしたんだ。

 そしたら、その一時間後に、ヒロキは
 交通事故にあった。

 小さいこを助けようとしたんだって・・・。

 それでそのまま・・・。

 帰らぬ人になったんだ・・・。」
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