あいつ色

夕方5時ごろ。
あれから一時間ほどたった。
その時莱介が鼻歌を歌いながらスキップで出てきた。
「あら?理生じゃん!」
あ、バレた。
「何してんの~?もしかして華乃羽ちん待ち?!このこの~♥♥」
「うるせ。」
「華乃羽ちんなら、佐々木先生と二人で仕事だって~。視聴覚室で。」
「ふん。関係ねぇ。」
「照れちゃって~♥♥♥」
「うざい。」
「結構御執着なんだね♥ば~いば~い!!」
「チッ。」

なんて勘のいいやつなんだ。
めんどくせぇ。

とりあえず、まだかかるみたいだな。
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