拝啓 かけがえのないアナタ 〜最後の言葉〜
Fifth げ
「ただいま!!」
「あ、瑠花おかえり」
「お母さん!あのね!お兄ちゃんが帰ってきたよ」
「え・・」
「だーかーら!お兄ちゃん帰ってきたの!!」
「嘘・・」
「本当だぜ。母さん」
「・・風舞紀」
「ただいま」
「風舞紀!」
お母さんはお兄ちゃんにしがみつくように抱きしめた
「良かった……本当に無事で良かった」
「心配かけて、わりぃ」
「いいのよ。元気だったら」
「無事って何?それにお兄ちゃん何処に行ってたの?」
瑠花がそう言った瞬間空気が静まり返った