拝啓 かけがえのないアナタ 〜最後の言葉〜


昔の記憶がよぎった


「約束するときは毎回やってたよな〜でも瑠花は小さかったから覚えていないか」


「・・覚えてるよ」


そう言った瞬間、涙が頬をつたうのがわかった


「ずっと・・す、ずっとま・・待ってたもん・・い、いい子・・にして・・待ってたもん」


「うん。ありがとうな瑠花」


お兄ちゃんは涙を拭いてくれた


「・・お兄ちゃん」


「ん?」


「会いたかった」





やっと言えた。



「俺も会いたかったぜ。瑠花」


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