拝啓 かけがえのないアナタ 〜最後の言葉〜


「引き渡すってどういうことなの・・」


「奴らは最初から俺なんてどおでもよかったんだ。本当に手に入れたいのは大きくなった瑠花なんだよ。瑠花を手に入れるためにこの家との繋がりが必要だった。だからあんなこと言ったんだよ」


「そんな・・」


「大きくなったっていったって、まだ7歳だぞ!?」


「奴らは瑠花の秘密を知っていた・・」


「・・嘘でしょ」


「俺も最初は信じてなかった。でも、瑠花のこと全部把握してた。」


「奴らは・・何をしてくる・・」


「今の瑠花には言えない。しかもまだ小学生だ・・そう言ったら・・」


「・・なに?なんて言われたの?」


「卒業の4年間待ってやると。流石に小学生では役にたたないっていわれた」





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