拝啓 かけがえのないアナタ 〜最後の言葉〜


次の日。


「行ってきまーす!」


「瑠花。いってらっしゃい」


いつも通りお母さんが見送ってくれる


「瑠花!!」


ん?誰だ?


「・・!!お兄ちゃん!!」


こちらに向かって走ってきた


「どうしたの?」


「ん?学校まで送ってやろうかなと思って」


「いいの!?」


「あったりまえじゃん!!ほら!」


お兄ちゃんが手をだしてきた


その手を握った


「お願いします♪」



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