拝啓 かけがえのないアナタ 〜最後の言葉〜


お兄ちゃんと登校できるなんて・・・フフン。


「おい!瑠花!!なにニヤけてんだよ・・・」


「ううん〜別に〜♪」


「機嫌いいな(笑」


「だって!!お兄ちゃんと会えて朝から登校できるなんて瑠花嬉しいんだもん!!スッゴく嬉しいの。」


「そっか!俺も瑠花に会えて嬉しいよ」


ナデナデ・・・


「えへへ♪
お兄ちゃんに頭撫でてもらうの瑠花大好き!」


「そうなの?だったらもっとやってやる!」


「キャー!!乱れるよ」


「あはは。いいのいいの!!」


こんな風にお兄ちゃんと出来るなんてまだ夢みたいだなぁ・・・
もう離れたくないよ
ずっと・・・ずっと一緒にいたいよ



「ん?どうした瑠花?いきなり黙って。」


「ねぇ・・・お兄ちゃん。1つだけ聞いていい?」

「おぅ!いいぞ。なんだ?」


「もう離れたりしないよね?」


「・・・・・・」


「もう瑠花の前からいなくならないよね?」


お願い・・・答えてよ



< 54 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop