恋色。君色。
「あれ?いな…い??」
そう思い、まだ寝たいと叫んでいる体を起こした。
-ギシ…ッ
ベッドが軋む音が部屋に響いた。
そんな音に後押しされ、
慌ててリビングへと走った。
-ガチャッ
「っ。ら…っ!」
「お~、はよ☆」
… へ?
ら、らんくんいるしっ!
ガクっと膝が落ちた。
「どした!?」
らんくんが駆け寄ってきた。
そんならんくんに
大丈夫、と言い、体を起てた
まーったく起きんの遅すぎでしょ~
頭上で言う、らんくんの言葉があまり聞こえない。
やばい、そう思ったときにはもう遅かった。