恋色。君色。


-ドンッ


「「ぅわっ。」」


2人の声が重なって聞こえた。


誰かにぶつかってしまった。


「いたたた。」


とりあえず、人にぶつかったら謝るのが、常識だ。


「ご、ごめんなさいっっ!!」


頭を下げ、謝った。でも、反応がなかった。


おかしいな、と思い、頭を上げた。


すると…。


…-その人は、びしょ濡れだった。


「ぬわーーーーっ!?」

えっ?なぁんでぇ??

そのびしょ濡れの原因は-…



液体のパックだった。


どうして開くのーっ??


そんな疑問を持ちながらも。半泣きになりながらも、


必死で謝った。


「本当にすみませんっっ!!」


「いいよ…。 泣くほどかよ?」


許してくれたー!!

そのことで、感動してしまい、また泣きそうになった。





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