トリッティーの壁から手





「チャールズ・ブレイン、あだ名はチャス。ありきたりだけどいい名前だよね」





コツンー。





また音が響いた時にはみんな振り返り驚いていた。




そして、満足そうににんまり笑った少年を見つけてしまうのだ。











「やあやあ、今晩は!なにを楽しそうに遊んでるんだぃ?」



帽子の鍔をクイッと持ちあげた少年は、また杖で地面をコツンと鳴らした。



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