トリッティーの壁から手



チャールズが次に見たのは幻だったのか、現実だったのか?



目の前の少年は同じ目線で立ち、にっこり微笑むと優しい口調でこう言った。














「ご招待、お招き、宜しいかな?チャールズ・ブレイン君」




鍔に乗っかった花束をチョイッとつまみあげ、チャールズの鼻先に差し出した小さな小さなか細いブーケ。



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