トリッティーの壁から手



「ねぇねぇ、君の瞳ブラウンなんだね。髪もブラウン、名前はブラウンていうのかな?」












エメラルドブルーがチャールズ自身をも染め上げそうなほど深く部屋を覆っている。





そんな中、チャールズの大きく見開かれた瞳に映ったのは……とても、とてもきれいな一人の天使だった。




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