トリッティーの壁から手
着地地点はチャールズのいる大きなベッドへといわずもながらに向けられていた。
「わ、わ、わわわわああぁぁぁ!?」
黒い弾丸の脅威に反射的にベッドから飛び降りたチャールズ。
頭を打つことも体が無情にもゴロゴロ転がることも良きとした彼の判断は正しかった。
ボフフゥンー。
弾丸が派手にベッドへと命中した。
スプリングが痛そうにギチギチ鳴き
真っ白なシーツは宙に舞い上がろうとしたが落ちた人物に止められ
フカフカの枕は跳ね上がりながら白い羽を吐き出した。
「きゃははははははははぁ!!」
ギシィ
ギシィ
反動でトランポリンをする子供の笑い声
それはそれはこの部屋に響きわたっていた。