トリッティーの壁から手




「……いったぁ」





急いで飛び降りたものだから節々が痛い。




チャールズは固い床に座り込んだまま、笑い続ける弾丸少年を睨み付けた。






まだぶつかった反動でベッドを上下にいったりきたり……




ギシィ、ギチィ、何度も何度も止まないベッドの鳴き声。









「きゃはは、ははははははぁ、きゃははははは!!」





そして少し高い声がずっと笑いたてる、奇妙なエメラルドグリーンの広い部屋。


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