トリッティーの壁から手





きっと僕は夢を見ている




いや、きっと見たいんだ





だけど決してこんな夢じゃない




望まない現実なんかいらない




僕はどこまでもどこまでも




夢からも現実からもきっと逃げたい。





逃げたいけど逃げたいけど




逃がしちゃくれない





夢も現実も幻も三次元も意識を無くしたとしても……











いつか必ず追いつかれるって知っているのに……。



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