アタシとアイツ

「なーにー、リョースケ。彼女?」
「…ども」

アタシは軽くお辞儀をする。


「ちょ、アニキ。手出すなよ!!」
「まだ出してない!」
「まだって!?」


リョースケは焦っている。

「彼女、名前は?」
「河原…杏音です」
「アンネちゃん!カワイイ!!」
「…はぁ」
「オレ、リョースケの兄!神山英介(カミヤマ エイスケ)!エースケくんって呼んでね!!」
「…はい」


アタシが戸惑っていると、リョースケがエースケ…さんの肩をつかんだ。
< 136 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop