アタシとアイツ

「あと40分したら給食だ」
「行く?」
「…うん」
「よっしゃ!」

リョースケは体を離し、アタシの手を握って走り出した。


「リョースケ速いー!」
「オレ、陸上部だからねー!!」
「彼女を気遣えバカーッ!!」
「えーなあにー?」
「もー」

そんなこんなで10分走り続けた。
< 179 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop