永遠に愛を捧ぐ…。~最終章~
「……いやぁぁぁ!!!」


寝言を言っていた母さんが、突然大きく目を見開いて、絶叫した。


「母さん!!」


僕は、母さんを抱きしめた。


小さな体を震わせ、乱れた呼吸。


「あ…ハアハア…歩夢…ハア…。」


僕の肩越しに伝わる熱い息…。


「歩夢…ごめんね?もう大丈夫だから。」


細い腕で、僕の体を突き放そうとしているけど、僕はそれを許せないでいた。


何でだろう…。


ずっとこうしていたいなんて…。


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