永遠に愛を捧ぐ…。~最終章~
「母さん、キミヒコって…誰?」


「え…。」




「キミヒコ君…そう言ってうなされていたんだよ、母さん」



「しっ…知らない。」



まだ半分残ったオムライスのお皿をキッチンに運んで行ったけど、微かに体が震えていた。


「母さん…お風呂入ってくるね…。」


ちゃんと覚えてくれてるんだね。


僕の事。



「クッ…ハハハハ」


花梨が寝室に入った時、僕から笑が溢れた。


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