月夜の影
プロローグ
月の光は美しくて儚い。
淡い光が私を包み込む。

でも、それは祝福ではなく警告。

「もう止めろ」って言葉。

…もうこの過ちは償えない。
神から罰を受けてもおかしくない。

雨を浴びても消えない感覚。
流せない罪。

まだ死ぬわけにも捕まるにもいかない。

あと少しだけ待って…
あと少しだけ命をください。













神様―…








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