月夜の影
「ねぇ…学校は?」

「絶賛サボり中」

「へへっ…」

「大丈夫なの!?」

「学校に行ったって、どうなるかわからないしな」

健也は笑った。
でも、その顔は悲しそうだった。

「ま、捕まったら学校どころじゃないからな」

「でも…ボスの葬儀に出たってことは…」

「容疑者にはなってるだろうな」

ガラッ…

ドアがゆっくりと開いた。

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