月夜の影
なるほど…
ボスはこのことを言っていたのか。

「お、来たか」

「ボス、何ですか?あの機械」

「最近、警察のほうも色々調べているらしいからな。少しだけセキュリティを」

「セキュリティって…こんなの警察だったらすぐ調べられるわ」

「アキラとシュンはまだ来てないようね」

今、この事務所に出入りしているのは20人程。
ほとんどが中学生や高校生。
さすがに小学生はいない。

「で?あの2人は受けることにしたの?」

私は背を向けているボスに問いかけた。

「あの2人なぁ…















引き受けるそうだ」

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