防衛要塞都市
彼は空を仰ぎ、かつてない気分を満喫していた。


初めての任務で、初めて人が隣で殺された。


おかしくなりそうな自我と戦うセイル。


「あああああああ!!」


大きく叫んだ後、彼はその場で気を失った。


その功績をたたえられ、後に軍曹へと昇格を果たす男が最後に放った弾丸。


それは、一時限りの戦友の敵討ちを成功させ、血を浴びていた。
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