防衛要塞都市
やがて彼らは、【エリザベス・ヴィンヤード大佐】と彫られた墓に対する敬礼を終えた。


カシワギとリーは、すぐ傍にそそり立つビルへとバラバラに戻って行く。


カシワギはいつもと変わらない顔だったが、話しかけにくいオーラを発していた。


リーも、同じく。


墓に残ったセイルは、立て膝になり、墓をじっと見つめた。
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