金魚恋
「告白する,しないは未由自身の問題だし,未由の自由。だけどもし…未由が告白しなかったら,私はす-ちゃんにも戻れなくて泡になって消えちゃう運命だから…」
そう淋しげな表情で言ったす-ちゃんが
涙を流してたように見えたのは錯覚?
これが夢なのか現実なのかさえ
私には未だにあやふやで理解不能だけど
夢でも現実でもどっちでもいい。
私の行動次第です-ちゃんの運命が
決まってしまうのなら選択肢なんてない。
答えはもう決まってる。
自分のためにもす-ちゃんのためにも
海斗に私の気持ちを伝えなきゃ。
分かってることはそれだけ。