金魚恋
『私,告白する。す-ちゃんのためにも私自身のためにも』
これが現実でも夢でもかまわない。
そう開き直り私は告白を決心した。
す-ちゃんは私の返事に
「未由ならそう言うって思ってた。がんばって!」
にっこりとそう初めて優しく笑った。
だけどす-ちゃんの次の一言に耳を疑う。
「今日中だからよろしくね」
今日…中?
す-ちゃん今…
今日中って言った?
『す-ちゃん』
「ん?」
『今日中って…?』
「うん。今日中だけど何か問題でも?」
えぇ!?
そんな!心の準備もできてないのに!