ご主人様のメイド
"すみません、今あたしは訳あって声が出ないんです"

彼は一瞬驚いたようだけどすぐ真剣な顔で「そっか…」と頷いた。

あたしは続けて、

"傘、ありがとうございます。でもあたしは大丈夫なのでお気遣いなく"

と書き彼を見上げた。
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