ペットだなんて、言わないで

「朝は‘おはよう’だろ。ほら、顔洗ってきな」

「あーとーでー」


 なんかいつもより面倒くさく感じるのは気のせいか?


「ほら、離れないとご飯作れない」


 渋々だったが、ハルは離れ洗面所の方へ向かっていった。


 ――あぁ、そうだ、薬を飲ませないと。


 なんて事を考えながら、冷蔵庫にあった残りの材料を全部混ぜ、チャーハンを作る。

 汁物はインスタントの味噌汁で十分だろう。


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