ペットだなんて、言わないで


 事故にあっていたらどうしよう……

 襲われていたらどうしよう……


 そんな考えが浮かんでは消し、浮かんでは消し、の繰り返しだった。


「ハル!!」


 周りの人が俺を見ても、そんなん気にならない。



 ハルに届いて欲しい――。


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