ペットだなんて、言わないで
第十七章 奥の細道

 すっかり暗くなってきてしまった。



 あれから何度この道を往復したか分からない。

 もちろん家もちゃんと見た。



 出会った路地裏も、何度も確認した。


「ハル……」


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