ペットだなんて、言わないで

「じゃあ適当に座って下さい。ハルはその辺にいるはずなんで」


 その言葉を合図に、メグちゃんは大人しく座るが、健治さんは早速エロ本を探し始めた。



 俺はそういう事に興味がないわけじゃないし、チェリーボーイでもないが、そういう映像が苦手だった。


 男では珍しいってよく言われたが、特に気にしていなかった。


「はい、お茶どーぞ」


「ありがとう〜」


「さんきゅーってか猫は!? ハルだっけ!? いねーし」


「え? まじですか?」


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