好きすぎて☆誘惑






奈々子の声に
私もつられて見ると



ライアンは両手
いっぱいに荷物を抱えて
ぜぇぜぇ息をしてる

あっ!ちゃんと私の
鞄まで持ってきてる~



「誰だあんなに荷物
持たしたやつ?」
準平はだるそうに
ハンドルを握る



てか恭平の荷物やたらと
多くない?
首にまで鞄かけてるしい(笑)



まてよ…
もしかして………




「準平もライアンに
頼んだんでしょ?どうせ」


「おっ!さすが俺の妹考えてること一緒だなっ」


にっと歯を出して
子供がイタズラをした時の
顔をする




「考えてること一緒とか
はっきり言って最悪!」

シスコンだ準平は
だからやだ




「ガーン;;お兄ちゃん
ショック!!」


「凛子どうしてそんな事言うの可哀想だよ準平さんが!」



奈々子は親友の見方してよ;
シクシク;;


「顔に似合わないから嘘泣き
やめてよね…ふんっ!」




《バッン》


「重いんだよ!!」
いつの間にか私の隣に
乗ってきたライアンは


持っていた荷物を後ろに
放り投げている




ライアン可哀想に…
まあ私も同罪がから言えた
立場じゃあないか(笑)






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