マンボウの住む家
「Do not you permit? It is a princess of one country though does. It is an owner with a wide, as sea deep bosom.」
(許してくれんのか? さすが一国の王女様。海のように広く深い懐の持ち主ですこと)
「Being able without to decrease so and to beat the mouth are vice-chairman Ricou among today.」
(そのような減らず口をたたけるのも今の内よ、リク副会長)
口角が不気味に釣り上がる。
なにを企んでる。なにを隠している。
全身の痛みしか伝えない脳をフル回転させて答えを導き出そうとするが、些かコナ王女という人物の情報が少なすぎて結論が見当たらない。
コナ王女はスーツのポケットに手を入れる。
そこから出てきたのは奪われた俺のケータイ。
まさか……!
「This great number in the under!」
(この下衆がっ!)
「I want you to say that it will be effective use. Incapable subordinate」
(有効活用だと言ってほしいわ。無能な部下のね)