マンボウの住む家
スレッドⅤ
マンボウがいなくなり、芽衣は大泣きしていたが数時間経つと大人しくなった。
海に帰ったんだよという俺の嘘を信じてくれたようだ。
芽衣はこれから色んな経験をして色々なことを覚えていく。
その過程でマンボウのことなど忘れてしまうはずだ。
悲しみをいつまでも引きずらないよう、人間はそういう風に出来ているのだから。
そうそう。忘れるところだった。
海斗はというと、シーシャパードにやられた怪我は対したことはなく、翌日普通に学校へ登校してきた。
全身包帯まみれでミラーマンみたいだったけど。
ネット掲示板の方は、マンボウが母さんだったと書き込んだら見事な『ねーよwww』弾幕で溢れかえっていた。
もし俺が逆の立場だったら、間違いなく『ねーよwww』と書き込んでいただろう。
だけど事実なのだから仕方がない。困ったものである。