マンボウの住む家

仕方ないか。


溜息一つ。


まあ海斗とマンボウを合わせれば、掲示板に書き込むネタも生まれるし。


……まてよ。これは利用できるかもしれない。


海斗にマンボウのことを話す。

海斗がマンボウに興味を持つ←今ここ

二人(?)を合わせる。

マンボウを海斗に譲渡する。

晴れて万々歳(俺が)


という流れ。完璧である。


「なっなっ、いいだろ宙ぁ〜?」


無論俺が断る通りなどなにもない。


しぶしぶといった表情を作って頷くと、海斗は大げさに「やったー!」と両手をあげた。


てなわけで、放課後俺の家に海斗を連れていくことになったのだった。
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